ペットとして高い人気を博している猫。
飼い猫の平均寿命は約15年というデータがあります。
この平均寿命は、動物の医療技術の進歩や猫の飼育環境の変化に伴って、少しずつ伸ばされてきました。
大切な猫と一緒に過ごせる時間が長くなるのは、愛猫家にとって喜ばしいことです。
これからも猫とかけがえのない時間を過ごすために、飼い主さんは病気や怪我の影から猫を守ってあげなければいけません。
中には、飼い主さんの目に見えない形で猫の体を襲う病気も多くあります。
寄生虫が原因になって引き起こされる『寄生虫病』は、まさに見えない形で広がる病気といえるでしょう。
猫が発症する寄生虫病の種類は、決して少なくありません。
猫の飼い主さんは愛猫が寄生虫病を発症してから後悔しないように、寄生虫病への理解を深め、できる限りの対策を心がけてあげてください。
フィラリア症は、猫にとっても犬にとっても恐ろしい病気
ここでは、寄生虫病の中でも有名な病名の1つであるフィラリア症について詳しく説明します。
フィラリア症は、フィラリアという寄生虫が動物の心臓部に寄生する病気です。
この病気は犬の病気のイメージを多く持たれていますが、猫にも感染する事例が見られています。
また、中には室内で飼われているにも関わらず感染してしまった猫もいます。
フィラリア症の感染は、外や室内に関係なく起きているのです。
この病気は、症状の進行を放置すると命を落とすことも珍しくありません。
危険性の高いフィラリア症について問題意識を強めるために、さらに詳しく見ていきましょう。
なぜ猫がフィラリア症に感染するのか
フィラリア症はどのようにして感染していくのでしょうか?
それは、蚊の活動によるものです。
蚊がもともとフィラリア症に感染している犬から血液を吸い、その際に血液内に混じっているミクロフィラリア(フィラリアの幼虫)までいっしょに吸い込んでいきます。
蚊は体内にミクロフィラリアを取り込んだまま移動し、次の動物から引き続き血液を集めます。
次に吸血されたのが健康な猫だった場合、蚊の体内にいたミクロフィラリアが猫の体へ送り込まれ、そのまま残されていきます。
こうして、猫の体内にフィラリアが侵入することになります。
このことから、蚊が入ってこられる空間にいる限り、猫にはフィラリア症に感染する可能性があるとわかります。
もし感染したらどうなるのか
フィラリア症に感染することで、猫の体内にどんな影響が起きるのでしょうか。
体内への侵入が成功したミクロフィラリアは血管内を通って肺へたどり着き、そこで成長します。
猫の肺は成長したフィラリアの体にとっては狭い空間なので、成虫のフィラリアが増える頃には肺から心臓へ移動することが多いです。
フィラリアは心臓で本格的に寄生し、メスのフィラリアはミクロフィラリアを増やして血液内へ送り込みます。
この結果、猫の体内に寄生するフィラリアは増殖を続けていくのです。
フィラリアの成虫は白い糸状の姿をしており、全長40cmに到達するものもいます。
フィラリアが増殖すると心臓や血管にフィラリアが詰まり、血液の流れが不循環になることでさまざまな症状が引き起こされるようになります。
フィラリア症でよく見られる症状としては
咳
呼吸困難
食欲減退
おなかが膨らむ
赤い尿が出る
といったものが報告されています。
ただし、このような明確な症状が現れるのは、フィラリア症が進行している証拠です。
フィラリア症は感染してすぐには大きな症状が見られず、猫も飼い主さんもほとんどが感染に気付けません。
症状を確認できるようになった頃には、すでに重いフィラリア症にまで進行していることがあってもおかしくないのです。
フィラリア症に向けての対策とは?
猫のフィラリア症については、完全な治療方法がまだ見つかっていません。
ミクロフィラリアは薬の投与で駆除されることもありますが、フィラリアの成虫を駆除する際には薬の投与はできないことになっています。
これは、薬によってフィラリアの成虫の死骸が血管に詰まり、ペットがアナフィラキシーショックなどの重い症状を引き起こす可能性があるからです。
フィラリア症の症状が進行している場合、手術で臓器から直接フィラリアを取り除くなどの手段が考えられます。
しかし、もし臓器からフィラリアの成虫を取り除けたとしても、血液内にミクロフィラリアが残っていれば再発することもあります。
さらに、一度寄生された肺や心臓は元には戻らないので、フィラリア症の手術が終わってからも臓器の治療を受け続ける必要があるでしょう。
このように、フィラリア症の治療は極めて困難なものです
フィラリア症においては、感染する前に予防対策を行うことが何より重要になります。
フィラリア症だけじゃない、寄生虫病いろいろ
寄生虫病で有名なのは、フィラリア症だけではありません。
ノミ・ダニは、猫を飼う家において無視できない問題ではないでしょうか。
このノミ・ダニもれっきとした寄生虫病の1つなのです。
ノミ・ダニは猫の体に寄生すると、血液を養分にして卵を産み、猫の皮膚で繁殖します。
これらの寄生虫の繁殖力は高く、寄生を始めて2日以内に卵を生むのが通常の現象です。
猫がノミ・ダニに吸血されると、皮膚のアレルギー反応によってかゆみや炎症などが現れたり、貧血を起こしたりする恐れがあります。
ノミ・ダニを猫の体で発見した時点で早めの対処をしなければ、少し放置するとノミ・ダニはすぐに繁殖してしまいます。
寄生率が高いノミ・ダニを防ぐためには、猫の体に定期的なノミ・ダニ駆除を行ったほうがいいでしょう。
ブロードライン通販で、簡単すぐに始められるフィラリア予防
フィラリア症とノミ・ダニという2種類の寄生虫病への対策に向けて、それぞれの予防と駆除を受ける必要があります。
まず、動物病院へ行けばこの2つの処方をほぼ確実に受けることができます。
定期的なフィラリア予防とノミ・ダニ駆除は動物病院でも推奨されていることであり、動物病院の数が多い都会の方ではフィラリア症の犠牲になるペットが徐々に減少しています。
しかし、動物病院の数が少なかったり、フィラリア予防への関心が広まっていない地域では、いまだにフィラリア症に感染するペットが相次いで見られています。
猫の飼い主さんは、フィラリア予防とノミ・ダニ駆除が簡単に受けられる処方だということをもっと知るべきかもしれません。
簡単な処方の1つとして猫の飼い主さんの間に広まっているのが、ブロードラインです。
ブロードラインは猫のためのフィラリア予防薬、そしてノミ・ダニの駆除薬としての効能を持ち合わせた塗り薬です。
1回で2種類の処方を同時に行ってくれるブロードライン、その詳しい効能や使い方について紹介していきます。
ブロードラインの持つ効果は3種類
ブロードラインは、メリアル社から開発販売されています。
シリンジを使い、猫の皮膚に直接薬液を付けるタイプの薬です。
皮膚に塗り込まれた薬液は体内へ吸収され、血液中まで浸透します。
ブロードラインの有効成分は、血液に混じると血液中にいるミクロフィラリアを駆除します。
これにより、体内で成虫のフィラリアが育たないようにしてくれます。
また、この有効成分が混じった血液をノミ・ダニが吸うと運動機能が麻痺を起こし、卵を産む前に皮膚から駆除されていくことになります。
もし卵を産んだ後だったとしても、ブロードラインの有効成分には卵や幼虫の成長を妨げるものが含まれているので、投与した時以上にノミ・ダニが繁殖する恐れはありません。
寄生していたノミ・ダニの完全な駆除はもちろん、再寄生の防止にも効果を発揮します。
さらに、ブロードラインにはおなかの中の寄生虫への駆除効果も備わっています。
猫鉤虫や猫回虫などを含むおなかの中の寄生虫は、猫または人によって外出先から持ち帰られ、それが猫の体内へ取り込まれて寄生に発展することがあります。
そんな知らない間に寄生している寄生虫まで、ブロードラインの効果だけで駆除できます。
ブロードラインがあれば、この薬だけで大きく分けて3種類の寄生虫病を予防・駆除できるのです。
すぐできる!ブロードラインの使い方
ブロードラインの投与は、1ヶ月に1回です。
1回の投与で効果が1ヶ月続くので、効果期間が被らないよう、続けて投与する際は毎月同じ日付に投与を行うようにしてください。
まず、ブリスターからシリンジを取り出します。
中の薬液がこぼれないようにキャップを開けます。
猫の肩甲骨で、ちょうど首の付け根あたりの毛をかき分け、皮膚に直接薬液が触れるようにします。
内筒を少しずつ押して、シリンジの中の薬液をすべて出しきったら投与完了です。
投与後は、ブロードラインの薬液が乾くまで見てあげてください。
薬液が水で流れ落ちたり、猫が自分で舐め取ってしまうことがないように注意しましょう。
多頭飼いをしている場合、他のペットに投与部分を舐められないよう工夫が必要になることもあります。
薬が乾くまで別の場所で隔離する、エリザベスカラーを付けるなどの対策を検討してみてください。
ブロードラインの使用量目安
ブロードラインは、猫の体重に合わせて適切な成分量に違いがあります。
必ず猫の体重を正確に図ってから、適切な成分量のブロードラインを選んで使用してください。
成分量に対する猫の体重の目安は、次のとおりです。
0.3mL:猫の体重2.5kg未満
0.9mL:猫の体重2.5~7.5kg
現在のブロードラインでは、この2種類の成分量が作られています。
もし体重7.5kg以上の猫に投与する場合は、0.3mLのブロードラインと組み合わせて投与を行ってください。
ブロードラインを使う前はフィラリア検査を忘れずに
猫にブロードラインを投与する前には必ずフィラリア検査を受けて、フィラリア症に感染していないことを確認してください。
もしすでにフィラリア症に感染している猫へブロードラインを投与すると、アナフィラキシーショックなどの重度の副作用が現れる恐れがあります。
フィラリア予防は蚊のいる時期に合わせる
フィラリア症の感染の原因を作るのは、蚊です。
つまり、蚊が活動する時期には確実にフィラリア予防を完了させておかないといけません。
蚊の活動時期は、気温が上がりやすい5~10月が平均だとされています。
ブロードラインで予防を考える飼い主さんも、多くの人がこの時期に合わせて予防を行っています。
しかし、地方ごとの温度差によって蚊の活動期間が長かったり、早いうちから活動を始めていたりすることもあります。
自分の住んでいる地域の気候を考えて、フィラリア予防のタイミングを逃さないようにしてください。
病院だけじゃない。通販で買えるブロードラインで予防を始めてみよう
ブロードラインの処方を受けるために、動物病院へ行くことを考える人は多くいると思います。
確かに、薬による寄生虫病の予防と駆除を受けるなら動物病院を真っ先に選ぶのは当然です。
しかし、動物病院へ行く時間をなかなかとれなかったり医療費が気になったりするという飼い主さんに知ってほしいのが、通販でブロードラインを購入する方法です。
実は、通販を使ってブロードラインを手に入れるという選択肢があります。
ブロードラインの通販を初めて知った人に向けて、通販の仕組みや便利な点について紹介していきます。
通販のブロードラインは海外から届けられるもの
ブロードライン通販は、正確には個人輸入代行といわれる購入方法です。
個人輸入代行は、海外の会社からブロードラインを注文し国内まで取り寄せる、という手続きを利用者の代わりに代行サイトが負担してくれるものです。
この方法が普及したことで、海外でしか販売されていないようなものでも日本にいながら購入することが可能になりました。
もともとは代行サイトの介入などはなく、利用者が直接海外の会社へ注文する個人輸入がメインでした。
しかし、利用者が自力で個人輸入を利用するには、個人輸入の手続きに負担が多いというデメリットがありました。
海外の会社へ注文する際は、会社に合わせて外国語で注文手続きをする必要があります。
また、商品の合計金額には関税という個人輸入特有の税金が発生しますが、その計算も利用者側で行わなければいけないことがありました。
注文手続きが完了しても、配送中に何かのトラブルがあればまた外国語で対処することが求められます。
このように、個人輸入は海外とのやり取りや関税の計算を理解できる、限られた人にしか利用できないものだと思われがちでした。
代行サイトから注文すれば、ブロードライン通販は簡単
そこでサポートとして広まったのが、個人輸入代行サイトです。
個人輸入代行サイトは使い方案内から商品名までほとんどが日本語で作られたサイトなので、ここで注文する時は最後まで外国語を使用する必要はありません。
利用者が日本語で注文すると、その注文内容を代行サイトが海外の会社へ代わりに伝え、商品を国内まで配送してもらえるように手配してくれるのです。
商品の金額計算も代行サイトが行い、日本の金額で表示してくれます。
また、配送中にトラブルがあれば代行サイトから連絡が来るので、ここでも外国語を使用することはありません。
このように、代行サイトを利用すれば比較的に簡単なブロードライン通販を始められるようになります。
ブロードライン通販を使うとどんなメリット・デメリットがあるのか?
ここで、ブロードライン通販を実際に利用することでどんなメリットとデメリットがあるのかについて紹介します。
ブロードラインの通販を実際に利用してみないうちはイメージしづらいかもしれませんが、この通販を利用するとメリット面とデメリット面のどちらも付いてくることになります。
利用前に目を通し、事前の準備に役立ててください。
ブロードライン通販を使うデメリット
通販のデメリットについて先に知っておけば、デメリットのための対策をあらかじめ用意することができます。
デメリット面について理解しておきましょう。
手元に届くまでに時間がかかる
ブロードライン通販は海外経由で行われる通販なので、日本国内の通販に比べると配送日数が長引きやすいです。
そのため、この日に届いてほしいという希望があっても配送が間に合わない可能性は十分あります。
ブロードライン通販を利用する時は、このことを理解した上で商品の到着を待たなければいけません。
基本的に自己責任になる
ブロードラインの通販では、利用の際に『購入した商品は自己責任で使用する』という条件が定められています。
これに従うと、通販で購入したブロードラインによってペットの体に副作用が現れても、それはブロードラインを購入して投与した飼い主さんの責任ということになります。
悪徳業者のリスクがある
ブロードラインを販売するサイトがすべて信用できるというわけではありません。
中には、業者側の利益しか考えていないような悪徳業者によるサイトも存在します。
悪徳業者のサイトに巻き込まれると、偽物のブロードラインを売りつけられたり個人情報を抜き取られたりなどの被害が発生します。
ブロードライン通販を行う際は、その通販サイトを信用していいのかどうかを判断してからにしてください。
ブロードライン通販を使うメリット
ブロードライン通販を活用することで、動物病院では見られないようなメリットがいくつか発生します。
メリットは最大限に引き出して、ブロードラインの便利さを堪能してください。
家にいても購入できる
ネット環境さえあれば、自分の好きな時に好きな場所で注文手続きできるのが、通販の大きな特徴といえます。
動物病院まで行く時間がない飼い主さんにとっては、時間も手間もとらないので活用しやすいはずです。
また、病院が苦手な猫がいる飼い主さんにもおすすめです。
予防や駆除のたびに病院へ連れて行くことなく、家で落ち着いた状態で予防も駆除も行えます。
このように、家にいてもブロードラインを購入できるようになると、飼い主さんにとって便利な点が多くあります。
病院よりも医療費を抑えられる
動物病院でブロードラインの処方を受けるよりも、通販のブロードラインの方が回あたり
の価格が安くなることがあります。
動物動物で処方を受けるなら、ブロードラインの代金の他にも診察料や検査料が発生することになります。
しかし、通販ではブロードラインの代金のほかに送料、支払手数料だけが必要です。
また、これらの金額は利用方法によっては割引することもできます。
ブロードラインなどの予防や駆除は何ヶ月か続ける必要があるため、代金が重なることを考えると、多くの飼い主さんができるだけ1回分の処方を安く抑えたいと思っているのではないでしょうか。
また、動物病院の処方は合計金額を予想できないこともありますが、通販なら注文を確定させる前から合計金額を確認できます。
このように、ブロードラインの通販には医療費を抑えやすいポイントがいくつかあります。
通販ならではの特典がある
ブロードラインを販売する通販サイトでは、普通に注文するよりも一工夫するだけで合計金額が安くなったり、次の注文を安くできたりする特典が用意されています。
例えば、ブロードラインは何箱かまとめ買いすることで、一箱あたりの価格が通常よりさらに安くなります。
また、購入金額がサイトで定められた金額ラインを超えると、送料が無料化されることもあります。
他にも、サイトで商品を注文することによってポイントが貯められ、利用を重ねれば重ねるほどにポイントでお得な買い物ができるようになれます。
こういった特典や割引は、動物病院ではまず見られないでしょう。
通販サイトの利用者だけが活用できる特典ということになります。
ブロードライン通販サイトの使い方手順まとめ
ブロードラインの通販を利用することにより、どんなメリットとデメリットが発生するのかについて説明しました。
これで、ブロードライン通販を実際に利用した時に注意が必要なデメリット、活用した方がいいメリットを抑えておくことができます。
では、次に肝心のブロードライン通販サイトの使い方手順についてです。
ブロードライン通販は、代行サポートによって簡単に利用できるようになっています。
ここでいう簡単とは、多くの日本人にとって使いやすいという意味です。
日本国内のいずれかの通販サイトを使ったことがある人にとっては、ブロードラインの通販サイトはいつもどおりの要領で利用できるものだと思います。
通販自体に不慣れな場合でも、利用の手順はわかりやすいのでほとんど心配することはありません。
使い方手順については、次のとおりです。
サイト内で商品を探す
通販サイト内で、目当ての商品を見つけてください。
今回の場合は、ブロードラインになります。
サイト内の商品数が多くて探しにくい場合は、サイトに設けられているキーワード検索機能やカテゴリー一覧から該当するものを探してみましょう。
購入する数を決め、カートへ確保
ブロードラインを見つけたら、注文する数を決めてカートに移動させ、確保しておきましょう。
サイト内で他に気になる商品がなければ、そのまま次の手続きに進んでください。
注文手続きを進める
注文手続きでは、連絡先、支払い方法、配送希望先の住所などの入力が必要です。
入力内容にミスがないことを確認したら、注文を確定してください。
代金の支払い
注文を確定したら、通販サイトから代金の支払いと注文内容の確認に関する連絡が届くはずです。
自分の選択した支払い方法に従って、支払期限以内に代金の支払いを完了させてください。
代金の支払期限を過ぎてしまうと、自動的に注文内容がキャンセル扱いになることがほとんどです。
また、支払いが完了した商品から先に配送の手続きが進められるため、支払いを早くすればするほど商品の到着が早くなりやすいということになります。
期限以内に、できるだけスムーズな代金の支払いを目指しましょう。
商品が届くのを待つ
代金の支払いが完了したら、後はブロードラインが届くのを待つだけです。
通販のブロードラインは配送日数が長くかかりやすく、また利用者側の都合で早めたり遅くしたりすることができません。
そのことを理解した上で、配送時間に余裕を持った通販を心がけましょう。
ブロードラインの通販は合法なのか
ブロードラインの通販に関して、重要な部分が気になる人もいるかもしれません。
それは、ブロードラインを海外から取り寄せることは法的に問題がないのかという点です。
『海外から薬を輸入する』という説明を聞くと、問題のある行為のように感じてしまうのは自然なことかもしれません。
実は、ブロードラインの通販は合法として認められている行為です。
海外からの通販について、農林水産省や財務省ではいくつかの条件を定めています。
ブロードライン通販は、その条件に従いながら法律で認められた範囲内で行われているものです。
そのため、法に触れることなく誰もが安全に利用できます。
なぜブロードラインをわざわざ海外から取り寄せるの?
そもそも、ブロードラインは日本の動物病院でも取り扱われている薬なはずなのに、なぜわざわざ海外から取り寄せる必要があるのでしょうか?
家にいてもブロードラインを取り寄せられるブロードライン通販は、確かに便利です。
しかし、わざわざ海外から取り寄せるような手間をかけなくても、日本にある動物病院からブロードラインを注文して取り寄せた方が早く届くでしょうし、手続きもさらに簡単になる可能性が高いでしょう。
実は、日本国内の動物病院からブロードライン通販が行われないのには、理由があります。
日本国内では利用できず、海外からは利用可能となっているブロードライン通販。
その理由について説明します。
『通販』という形で購入できるのは海外だけ
動物病院でブロードラインが使用されるのは、病院側がブロードラインを使用しても問題ないと判断した時です。
つまり、動物病院の責任と管理の下で使用されていることになります。
もし動物病院がブロードラインを通販で販売したとしても、取り扱っているのが動物病院であればそれは動物病院側の責任です。
仮に、購入した人のブロードラインの使い方に問題があったとしても、販売してしまった以上は何かあれば病院が責任を問われることになるのです。
このように、ブロードライン通販を行うことで動物病院側の責任の範囲が広がり、病院の負担や信用につながるので、国内の動物病院でブロードライン通販は行われないのです。
一方、海外のブロードラインは利用者個人の責任で購入され使用されるため、日本の動物病院の責任下には入りません。
そのため、利用者の自由な判断で取り寄せられることになります。
このような理由で、通販という形でブロードラインを購入するなら、国内ではなく海外から取り寄せる方法が残されるのです。
ブロードラインの通販や購入に関する詳細はこちらのサイトでも紹介されています。